支部長の部屋

泣けます

2016.01.22

「壬生義士伝」私の大好きな映画の1つです。

浅田次郎さん原作の歴史小説を映画化したもので、何度か映画化されているようですが私のお気に入りは主人公の新選組隊士、吉村貫一郎役を中井貴一さんが演じている作品です。
DVDでは何度か見ているのですが、たまたま先日BSテレビで放映されました。
貫一郎は盛岡藩の下級武士では有りますが、義理を最も大事にする一途な侍です。
彼は非常に貧しい生活の中、愛する奥方が3人目の子供を宿した責任を感じ、入水自殺をするところを発見し危機一髪引き止めます。
そのことにより一家の主としての責任を痛感し、家族の為にお金を稼ぐことを目的に断腸の思いで主君を裏切り脱藩し、新選組に身を投じます。
剣術の腕前も大したもので新選組の剣豪、斉藤一に疎まれて襲われますが乗り切ります。
その腕を買われ新選組の剣術師範も任されますが、彼の目的は家族に仕送りするためのお金稼ぎですから仲間からは「守銭奴」「出稼ぎ浪人」などと揶揄されます。
しかしながら本来はとにかく真っ直ぐな人間ですから人望もあったようです。
最後は鳥羽・伏見の戦いで鉄砲の弾が飛んでくる中、自ら先頭に立ち突撃していきます。
瀕死の重傷を負いながら、盛岡藩の別邸まで逃げ戻り旧友の上司でもある大野次郎右衛門に助けを乞いますが、主君を裏切り脱藩したものが今更助けを乞うのは筋が違うと切腹を進められ、結果的に自害に追い込まれることになります。
次郎右衛門は貫一郎の気持ちが良く分かるので切腹に際し、せめてもの友情で、自らの大切な家宝の名刀を使うよう差し出すのですが、自刃した部屋には戦で折れ曲がった貫一郎自身の刀で切腹して果てた貫一郎の亡骸。
大野次郎右衛門からもらった名刀は自分の長男へ届けるよう、また自ら持っていた僅かなお金は家族へ頼むとの血の書置きが残っていたのでした。
その後、その名刀を父の形見とした貫一郎が愛してやまない息子も母と幼い妹を国に残し、十代の若さで自ら一人、五稜郭の戦いに向い父同様に幕府軍に味方し戦死を遂げる事になります。
名前を重んじ死を尊ぶ武士の世界に於いて“恥と思わず家族の為に絶対に死ぬ訳にはいかない、何としても生き残りたい、生きて故郷の妻子に仕送りをしたい”
この強烈な人生の送り方は、新潟で生まれ育った私には今は殆どなくなりましたが、東北地方の古い慣わしである、雪で閉ざされた冬場の風習「出稼ぎ」に通じるものが有る様な気がしてなりません。

全ては愛する者の為に生きぬいた貫一郎の壮絶な人生。

何事にも賛否両論、ああ言えばこう言う輩の多い現代ですが私はこの映画を見るたびに人間の生き方とは?と考えさせられ涙が止まらなくなります。
もしまだご覧になっておられない方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご覧頂きたい。出来ればご家族で。
私の拙い表現力ではお伝えする事が出来ませんので・・・。
余談ですが、斉藤一を俳優の佐藤浩市さんが、大野次郎右衛門を三宅裕司さんが演じています。これがまた味が有って素晴らしい演技でした。

久々の感動を有難うございました!

これも余談ですが私、時代劇の映画も大好きですが「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」から「007」「ミッションインポッシブル」「プリティウーマン」まで何でも大好きです。

こう見えて意外とバランス感覚が有るでしょ(笑)見た目だけで誤解をされないよう、くれぐれもお願い申し上げます!

支部長

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支部長

新潟ジムオーナー・新潟支部長
乙川敏彦

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