支部長の部屋

「日本人を考える」

2019.01.31

テニスの大坂なおみ選手が日本人で初めて全豪オープン優勝を果たしました。
彼女はお父さんがハイチ系アメリカ人なので純粋な日本人ではありませんが、メジャー2連覇世界ランキング1位で日本人初の栄誉を手にしました。
同じくテニス界で活躍する日本人としては島根県松江市出身の錦織圭選手もおり、少し前までは体格差がある外国勢に全くかなわなかった競技で、多くの日本人が活躍するのは大変嬉しい事です。
オリンピック目前の今、小柄でキャシャな我々日本人から世界に通用する選手が各競技から出てくれることを願っています。

でもここで苦言を一つ。子供のころから武道をしていた私の様な人間からすると「許せないな~」と感じる事があります。
それはテニス、野球、ゴルフなど道具を使う競技で、自身の調子が悪い時にラケットなどの道具を叩き付けたり投げたりする行為です。
これらのスポーツにおいてその「道具」はただの「物」ではなく選手本人の体の一部であり、その選手の勝利のために全身全霊を注いで作ってくれた職人さんの魂です。
調子が悪いのは道具のせいではなく自分が悪いのであって、道具に当たるのは筋違いだ、職人さんに謝れ!と喉元まで言葉が出そうになるのです。
小さい頃から物を大切にするよう教育され、スポーツ選手にとっての道具は武士の刀と同じはずだ!と思う我々世代は、時代遅れの「おっさん」と言われるんでしょうか?

理不尽なことは他にもあります。
弱者であるお年寄りを狙った「オレオレ詐欺」、あおり運転の末に平気で人を轢き殺す輩、女性にストーカー行為をしたあげく簡単に殺してしまう馬鹿者。
さらにこれらの被害者を裁判の場で二重三重に傷つける「人権派弁護士」…最近の日本人は一体どうなっているのか!

「環境が人を育てる」という言葉がありますが、犯罪者やモラルのかけらもない人間が育つのは親や仲間がそうであるから…という部分を否定できません。
そして現代の若者を取り巻く環境は、昔と違い殺伐としています。
子供をほったらかし何かあれば学校のせいにする非常識なモンスターペアレンツ、一人一人にまで目が行き届かない多忙な教師、「面白いからネットで炎上させようぜ」という感性の子供たち…いやはや出口のない世の中になったものです。

人は誰でも周りから尊敬されて生きたいと、心のどこかで必ず思っているはず。
そして日本人は本来「謙譲の美徳」「恥を知る文化」が昔からあり、世界で最も尊敬されていた国民です。
私は今、「日本人」をあらためて考え直す時が来ているように感じます。
少林寺拳法の教えに「力なき正義は無力なり、正義無き力は暴力なり」という言葉がありますが、自国に誇りと愛を持ち、豊かな精神性を備えた次世代を作るために、今何が最善策なのか。
皆で考えてみませんか?

(支部長 乙川敏彦)

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